虫歯と歯周病は別の病気

虫歯と歯周病は別の病気です

虫歯の原因菌はミュータンス菌です
これは歯自体に穴(大きいものから小さいものまである)が空いた状態で基本的に削ってつめる方法がほとんどで自然に治ることはほとんどありません
一部に削らなくても直せると言ってる人もいますが現実にその効果は限りなく低いです
虫歯にならない予防法としてフッ素塗布がありますがこれはあくまで虫歯になっていない場合に適応するもので永久歯が生えてき始めた頃(小学生低学年ごろ)にフッ素を塗布すると効果が高いと言われています
しかしながら高齢になるとほとんど効果はありません
また永久歯が生えそろってから塗布しても効果は非常に低いです
予防としては歯みがきがいちばんですが磨き残しがどうしても出やすいので定期的に歯科医院に行って磨き残しがないように指導、チェックしてもらうのが良いです
虫歯の最大の敵は磨き残しの中にある酸成分(甘いもの、酸っぱいもの)中のミュータンス菌なのでこれをいかに取り除けるかどうかだと思います

これに対し歯周病は歯の周りの歯ぐきの病気なので虫歯にならなくてもなる可能性がある別の病気なので注意が必要です(特に高齢者)
原因菌の多くはジンジバリス菌ですが他にも数多くの原因菌が存在します
この菌だけを取り除いても不十分なのでやはり予防法は少しでも磨き残しのこしをなくすのがいちばんです
しかし虫歯と原因菌が違うので虫歯にならなくても歯周病になる可能性は十分あります
よくあるのは若い頃、虫歯がほとんどなかったので安心していると高齢になって急に歯茎が腫れたり歯がグラグラしてくる人も多いです
また勘違いしている人が多いですがフッ素は虫歯には有効ですが歯周病には効果は全くありません
また歯周病は症状が自分では分かりにくいので特に注意が必要です
初期症状では『歯ぐきから血がでる』のが自身でわかる第一症状ですこれぐらいで歯科に来医院してもらえると治る確率は高くなりますが『歯がグラグラする』ようになるとかなり重症の場合が多いので治療も複雑になる場合が多いので初期の段階で歯科に受診してもらうのがいちばんです

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